2007年12月04日
映画スターとしてのブラッド・ピットは誰もが知っている。しかし彼の建築家としての一面を知る人は果たしてどれくらいいるのだろうか。そして、その技能を生かすべく、実際にニューオーリンズへ赴き、一昨年のハリケーン・カトリーナで家を失った貧しい人たちのための集団住宅建設に貢献しているという事実は……?
「大学の専攻を建築学にすれば良かったよ」とボヤくほどブラッドの建築学への意気込みは知る人ぞ知るところ。スケッチブックをいつも持ち歩いてヒマさえあれば図面を引いたり、家の間取りを考えたりする位はまだ序の口。何と有名建築家のフランク・ゲーリーの“非公式”の弟子として、ロサンゼルスにある有名な建築家のゲーリーのオフィスに出入りしているという話は、一時期ビジネス紙でも報道されたほど。そんなブラッドが自分の建築知識を生かした慈善事業に取り組んでいる。
アメリカ至上最悪の被害を出したハリケーン・カトリーナが、ルイジアナ州で猛威を振るってから今年の8月末で、はや2年がたった。それにもかかわらず至るところで、当時とまったく同じ様相を見せるニューオーリンズ。がれきの山の前でインタビューを受けたブラッドは、「弱い人々を助けるのが我々の使命のはずなのに……。2年前の被災当時そのままの地域もあるんだよ。政府にとって恥ずべき行為で被害者への冒とくにあたる」 とやり切れない気持ちで語る。
崩壊した民家が散乱し、今やゴーストタウンと化した貧しい地域を悲痛な表情で見渡すブラッド。「それで思ったんだ。じゃあ自分たちで助けようじゃないかってね」と彼が選んだチャリティー団体は、「グローバルグリーン」という地球緑化を支援する世界規模のチャリティー団体。環境に優しい家屋の建設にも力を入れるこの団体は、ハリケーン・カトリーナで被害に遭い、2年たつ今でも政府の補助が受けられずに悲惨なトレーラー生活を強いられている人々のために、集団住宅の建設に貢献している。ブラッドとグローバルグリーンの呼びかけで一般公募の住宅デザインを募り、寄せられた3000件の候補の中から選出した。
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